自己資本比率と純資産
2020.11.07
取引金融機関とたまに情報交換します。
先日も某地銀担当者様と情報交換。
今新規取引先として融資を勝ち取っている人の特徴を色々とお聞きしました。
既存取引先の場合、決算書も重要ですが長年事業内容を熟知しているので、
事業継続性の観点から経営者の資質もかなり重視されます。
一時的に決算書の内容が悪くなったとしても、
その理由が明確であれば、融資継続は十分あり得るということですね。
一方の新規取引先。
やはり、事業内容の通知簿である決算書内容が一番に重視されます。
新規取引先の場合、面談で経営者の人物像はある程度分かっても、
事業内容は決算書でしか判断(審査部を説得)できないからです。
自己資本比率と純資産。
この2つは、新規取引を勝ち取るにはとても重要だと思います。
仮に自己資本比率が70%あっても純資産が10万円しかない法人。
いくら物件評価が出ても、数億もの融資はハードルが高いです。
一方、自己資本比率が10%でも純資産が10億円ある法人。
物件評価が出れば、数億の融資は可能性が十分あるでしょう。
自己資本比率がただ高ければ良いわけでもなく、
純資産さえあれば自己資本比率が低くても良いわけでもない。
会社のバランスを見ながら、それに見合った規模の物件を持ち込むのが
金融機関も融資検討がしやすいと思います。
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