信用保証協会は誰のため?
2021.04.13
融資には、保証付融資とプロパー融資があります。
金融機関との取引が浅い事業者が融資を受けようとすると、
金融機関から信用保証協会の保証を求められることがあります。
この信用保証協会が保証をしている融資を「保証付融資」と呼ばれています。
一方、信用保証協会の保証がない融資は「プロパー融資」と呼ばれています。
経営者によって色んな考え方があると思いますが、私の場合、
保証協会付き融資になる場合は、融資自体をお断りするスタンスです。
良く言われることに、保証付融資は、万が一、借主の返済が滞った場合、
借主に代わって信用保証協会が金融機関に立て替え払いを行います。
ここまでの話なら、借主と貸主双方にメリットがありますよね。
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しかし、実際にはここで終わりません。
信用保証会社は当然の様に借主に立て替え分に金利を付けて請求してきます。
それなのに、信用保証料を支払うのも借主。
つまり、貸主(金融機関)に100%メリットがあって、
借主には全くメリット無いのが保証協会付き融資なんです。
とりあえず借りれるなら、と保証付融資を受ける気持ちもわかりますが、
堂々とプロパー融資が受けられる会社体力を持つのが先決。
利用するなら保証付融資の中身を理解した上で活用するべきと思います。
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