大阪市西成区のあいりん地区と言えば、日雇い労働者の街。
日本最大のドヤ街として知られる街でもあります。
かつては暴動がよく発生し、貧困や差別など社会問題が凝縮した街でしたが、
ここ数年で街が大きく変わろうとしています。
日雇い労働者が暮らしていた簡易宿泊所には外国人バックパッカーが増え、
近隣地区では、訪日外国人交流施設や星野リゾートが建設される予定です。
日雇い労働者の高齢化で人数自体も減り、街の姿が大きく変わりそうです。
「あいりん貯蓄組合」(通称・あいりん銀行)
日雇い労働者から預金を受け付けていたあいりん銀行。
今月末でひっそりと清算業務が終了します。
あいりん銀行は、日雇い労働者に貯蓄を促し、
その日暮らしの生活から脱却してもらう手段の一つとして1962年に設立。
簡易宿泊所の利用者でも印鑑があれば口座を開設できる銀行でした。
しかし時代に流れもあり、2012年3月に新規取り扱い停止。
この10年間は払い戻し業務だけを継続してましたが、今月末で完全閉鎖に。
預金する習慣のない方々に預金してもらい、社会との接点を作り、
自立を促すとても優れた仕組みだったと思います。
マネーロンダリングの危険性もあり、継続が難しかったのかもしれませんね。
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