最近、10階程度の高層や大型の木造マンションが建設されています。
木造マンション「モクシオン稲城」も話題になりました。
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建築コストがRC造に対してどうなのかは、良く知りませんが、
それ以上に税制上のデメリットが大きいよな、と思っていました。
一般的に、木造建築は法定耐用年数が22年。
法定耐用年数22年では大型賃貸物件として投資を考えた場合、
資金調達上、30年や35年融資が難しく、売却時も売りにくくなります。
ところが、モクシオン稲城を建設した三井ホームでは、
物理的耐用年数の算出を含めたエンジニアリングレポートを発行。
管理、順法性、劣化状況、性能面などについて第三者調査を実施し、
RC造と同等の47年償却年数を選択可能としたそうです。
投資判断として減価償却後の利益を前提としている投資家にとって、
償却年数を22年と47年で選択可能なのはかなりのメリットです。
さらに、木造でも『マンション』という呼称が可能になりました。
金融機関などの鑑定評価額向上、減価償却期間の長期化などで、
仕組みそのものがRC造並みになれば、建設需要は高まると思います。
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