不動産賃貸業は土地建物の仕入れが必要な事から、
金融機関とのお付き合いは基本的に密接になります。
というか、、、ご融資を頂いて所有しないとレバレッジが利かず、
不動産(賃貸業)の経営メリットが半減してしまいます。
当方の場合、当初拡大期は取引金融機関数が5〜6行ありましたが、
現在は、メインおよびサブの2行が基本になっています。
複数の金融機関と取引することで競合が発生し、
取引条件が有利になる、という考え方は一理あるかなと思います。
一方で、複数の金融機関と取引することで事務的に煩雑になり、
取引金融機関が多いこと自体が新規融資しない理由にもなったりします。
明確なメインバンクが無く、どこも横並び以上に融資しないのは、
どこもメインバンクになりたくないのでは?との疑いを持たれます。
リーマンショック以降、メインバンク制は一旦崩壊し(弱まり)ました。
しかし2019年、金融庁は金融検査マニュアルを廃止して、
メインバンクが主導的に中小企業育成を行うよう監視から支援に方針転換。
メインバンク制が復活しつつあります。
取引金融機関数を絞り、メインバンクと深い取引をした方が、
逆に資金調達力が上がる可能性が高いように思います。
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