日銀は一昨日の金融政策決定会合で0.5%程度とする事を決めました。
2008年10月以来、およそ17年ぶりの水準。
日本は1991年のバブル経済崩壊から30年近く物価下落。
「日本病」と呼ばれ続けていました。
昨年8月の利上げ時は、1ドル140円台まで急騰した点と比較すると、
今回の利上げ発表直後は1ドル=2円程度の円高ドル安。
利上げの地ならしが進み、市場の反応も冷静になってきました。
日銀が利上げを決めたことを受け、
メガバンク3社は、3月から普通預金の金利を0.1%から0.2%に引上げ発表。
一方、三菱UFJ銀行と三井住友銀行は変動型住宅ローン金利の基準となる、
短期プライムレートを引き上げます。
当然、事業ローンも金利引き上げになります。
不動産賃貸業にとっては一見マイナスですが、
不動産市場の永続的な健全性の観点からとても良いことだと思います。
0.5%なんてまだまだ低金利でゼロに毛が生えた程度。
個人的には時間を掛けて1%,2%と上がって行けば良いと思います。
今まで低金利フルレバで生き延びていた事業者が撤退方向になれば、
不動産取引が活性化し、ビジネスチャンスが多くなります。
金利のある世界の不動産賃貸業。
世界基準で見渡しても事業拡大できるチャンスは多いと思います。

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