私はいつも、健美家や不動産連合体、アットホーム等の収益物件情報サイトで気になる物件を見つけては、資料を請求して、現地を見る事を趣味?(笑)としてますが、今までこういったルートでは物件購入したことがありません。
なぜならインターネットに載った物件は、売れ残った出がらし物件(カス物件)であることが多いです。
稀にすばらしく良い物件が出ますが、数日で買い付けが何本も入り、ゆっくり検討することすらできません。
こういった場合、売主も強気になって最終的にはどんどん値段が釣り上がり満額近くになることが多いです。
ではなぜ、こういったサイトで問い合わせをするかと言うと、2つ理由があります。
1つ目の理由は、収益物件を見る眼を養い続ける事で、いざ良い物件にめぐり合った時に素早い判断が出来るように訓練し続ける事です。
2つ目の理由は、連絡を取った担当者が稀に表に出せないお宝物件を抱えている、もしくはその人にしか情報が入らないような特殊なルートを持っていることがあるのです。
ですので私の本当の問い合わせ目的は、各担当者とのパイプ造りってことになりますね。
今回の大阪マンションと兵庫マンションもそういったルートで紹介頂いた物件でした。
表には一切出ておらず、私が検討中も競合ゼロでゆっくり検討することが出来ました。
大阪マンションの売主さんは、地場の有力住宅販売会社で、最近の不動産市況により資金繰りがかなり厳しいようです。
ローカル局とは言え、テレビCMも行っているような規模の会社なので、悪いうわさが立つと住宅販売に影響が出てまずいとの事で、今回の仲介担当者に水面下で資産処分(換金目的)を依頼した案件でした。
兵庫マンションの売主さんは、以前書いたように地主さんです。
将来の土地有効利用の相談をコンサルタント会社にされたようで、そのコンサルタント会社とパイプのあった今回の仲介担当者に売却依頼が来た物件でした。
こういったお宝物件の場合は、仲介担当者は他社に情報を出すことは絶対にありません。それどころか、自社内の他の担当者にも情報を出していない事が多いです。
なぜなら仲介担当者にとっては、仲介手数料は両手(売主と買主の両方から)でもらえて、かつ自分で仲介する事が自分の実績に繋がるからです。
こういった人脈は大切にして、今後もよい物件を紹介してもらえるようにしていきたいと思っているところです。