伊根の舟屋

2010.11.06

「脱サラ大家が目指す経済的自由への旅立ち」ブログへようこそ!


京都府与謝郡伊根町。
ここに伊根の舟屋と言われる場所があるのをご存知でしょうか?

一階は船の格納庫、二階が居住
そんな奇抜なアイデアで出来上がった街並みが今も残るのが、伊根町の舟屋です。


↓伊根町の舟屋
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伊根湾の5kmにも及ぶ周囲に約230軒の舟屋が建ち並んでいます。
切立った山が海岸まで迫り、平地が無い地理的背景からこういった建物が生まれたそうです。

釣り好きには堪らない建物でしょうか^^


この地域。
映画「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」の舞台となり一躍有名になり、最近では、NHKドラマ「ええにょぼ」でも舞台となりました。

平成17年には、漁村では全国初となる
国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。


*重要伝統的建造物群保存地区とは、

市町村が条例等により決定した「伝統的建造物群保存地区」のうち日本の文化財保護法第144条の規定に基づき、特に価値が高いものとして国(文部科学大臣)が選定したもの。
城下町・宿場町・門前町・寺内町・港町・農村・漁村などの周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している伝統的建造物群を指す。



面白いのは、建物の多くに家紋が。。。

80708113.jpg


うさぎや亀、鶴等、様々な家紋があります。
きっと何か歴史的背景があるんでしょうか。


「収益」とは対極にある田舎の漁村物件。
趣味でこんな物件も所有してみたいですネ^^



posted by ゴン at 21:31 | Comment(4) | 地名 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「玉造」地名の由来

2011.02.15

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JR大阪環状線に変わった駅名があります。
玉造駅(たまつくりえき)。
大阪以外にも、宮城や島根、茨城にも同じ地名があるようですね。


この地名。
古代、この地域で水晶やガラスの装飾品を作る玉作部が住んでいたことに由来するとか。
付近には聖徳太子が物部氏との戦いに勝利後、建立した玉造稲荷神社があります。

近くの森之宮遺跡からは、約5000年前の人骨「大阪人1号」が見つかっており、早くから人々が住み、狩猟や自然採集、水辺での漁撈生活を営んでいたことがわかっているそうです。

玉造稲荷神社の参道には、その記念碑があります。



私の小さい頃、
よく大阪環状線に乗って、この駅を通っていました。

・・・
あれは小学生の頃だったでしょうか。
今でも強烈な記憶が残っている事件?があります。

「玉造」の駅看板に・・・、「キン」の落書きが。
続けて読むと出来上がり?。。。


車内で一人、馬鹿馬鹿しくてほくそえんだのを今でも覚えています(笑)

あっ、不動産と全く関係ないお話ですね^^;
地名の由来って面白いですよね^^




関連記事 2008.11.23
「雷」地名の由来



posted by ゴン at 20:49 | Comment(6) | 地名 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

阿倍野と阿部野

2011.05.13

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不動産投資で必ず確認するのが地名
地名には様々な歴史や由来が含まれているものです。


以前にも地名関連で何度かブログ記事にしました。

2011.2.15 「玉造」地名の由来
http://kansai-gon.seesaa.net/article/393386854.html

2009.8.18 「浮気」な街
http://kansai-gon.seesaa.net/article/393386274.html

2009.2.25 タニマチ
http://kansai-gon.seesaa.net/article/393386083.html

2008.11.23 「雷」地名の由来
http://kansai-gon.seesaa.net/article/393385978.html


週末のひと時。
本日は地名シリーズです^^

「大阪府大阪市阿倍野区阿倍野」
この地域は大阪第3の主要ターミナル駅付近。
JR「天王寺駅」や近畿日本鉄道「大阪阿部野橋駅」、地下鉄等、数多くの駅があります。


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気が付きました?

住所は「阿倍野」、近畿日本鉄道の駅は「阿部野」
阿「倍」野 ≠ 阿「部」野


以前、新聞記事にもなっていました。

地名の謎 大阪「阿倍野」それとも「阿部野」?
日本経済新聞 2011.3.4記事より抜粋


記事を書く上で場所や施設の名称の間違いは許されないが、関西にはミスを誘うような名前も多い。
例えば近畿日本鉄道の「大阪阿部野橋(あべのばし)駅」。
大阪市阿倍野区にあるのに「べ」の字が違う。

大阪市でキタやミナミに次ぐ繁華街、阿倍野区。
JRや市営地下鉄など複数の鉄道路線が乗り入れ、人の流れも絶えない。
近鉄阿部野橋はそのターミナル駅だ。
そばの市営地下鉄駅は「阿倍野」と行政区と同じ字を使っている。

1923年4月に開業した近鉄の駅名は当初、「大阪天王寺」だった。
翌年、隣接する国鉄(現JR西日本)天王寺駅と区別するため「大阪阿部野橋」に改称した。
その際、どの漢字を当てるか近鉄も頭を悩ませたらしい。

というのも昔から一帯には「阿倍野」と「阿部野」の表記が混在してきたからだ。
結局、近鉄が今の漢字にしたのは「室町時代以降は『部』が多く使われており、駅名変更当時の天王寺村の大字名も『阿部野』だったため」と秘書広報部の吉川敏彦さん。

では行政が「倍」を選んだのはなぜか。
阿倍野区役所を訪ねた。
「行政側でも阿倍野か阿部野かで議論があったようです」と話すのは区役所総合企画の千葉政子さん。
阿倍野区は43年、もとの住吉区が阿倍野、住吉、東住吉の3区に分割されて誕生。
当時も「部」「倍」が混在していたが、区内の土地台帳や戸籍原簿は「倍」を使っており、「それで『倍』と決めたらしい」と千葉さんは説明する。

土地台帳が「倍」を使っていた明確な理由はさかのぼれないというが、歴史的に地名が混在するなかで近鉄側、行政側もそれぞれの理屈で表記を選んだ。
どっちが正しいとは言い切れないようだ。



関西在住の皆さん。
ややこしくないですか?^^;

ちなみに、今年4月にオープンした阿部野再開発事業のショッピングセンターは、「あべの(Abeno)」を採用。
ひらがなが一番分かりやすくて良いかもですね^^




posted by ゴン at 21:40 | Comment(6) | 地名 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする