『アンティーク』 と 『ヴィンテージ』の違い

2014.11.12



リフォームのためにスケルトン状態になっている公団区分マンション。


当初、再利用しようと目論んでいたキッチン。



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予想以上に再生コストが掛かることから断念。
撤去して新調することにしました。



解体後、配管仕込中。



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目指すは、年月を経て程良く味わいが出た昭和風ヴィンテージ内装
コストとのバランスで思い通りに行くか分かりませんが・・・、楽しみです。




ところで・・・、
アンティークヴィンテージの違いをご存知でしょうか?


アメリカ関税法では、下記のように法律で定められています。

・100年以上経過したものは『アンティーク』
・約30年前〜100年未満のものは『ヴィンテージ』


アンティーク品は、道具としてよりも美術品としての価値が高い物。
日本だと、寺社仏閣以外の建物ではなかなか無いですね。


日本最古のRC造でも1916年築(築98年)。



2009.05.05 「日本最古のRC造」



日本では、実用的なアンティーク建物があるとは言えないようです。



バランス釜から給湯式へ

2014.11.23



公団区分マンション。
着々と改修を進めています。


機能面で見直している1つにお湯の供給方法があります。

改装前の仕様。
キッチンは瞬間湯沸かし器、洗面台にはお湯配管無し、お風呂はバランス釜。

昭和40年代築の当時の設備としては普通ですが、現代では客付け厳しいです。


今回の改修で、瞬間湯沸かし器とバランス釜を撤去して外壁に給湯器を新設。
キッチン、洗面台、お風呂のそれぞれに給湯する方式で改修を進めています。


一番手間が掛かっているのがお風呂。
コストの観点からユニットバスは採用せず在来浴室の改修で進めています。


モルタル壁をはつり、給水と給湯の配管を通さないといけません。



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給水給湯配管を隠すついでに棚を造作頂きました。



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来月上旬にはほぼ完成できそうです。
年内中に室内改修を終え、来年早々から募集開始出来る様にしたいです。



無垢材の裏溝

2014.11.30



リフォーム中の公団区分マンション。
購入時は3DKの間取りでした。



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今回のリフォームで2LDKに間取り変更しています。

和室だった3室は全て無垢材を使用した洋室に改装中。
ほぼ貼り終わりました。


ところで無垢材裏側に溝が掘ってあるものが多いのをご存じでしょうか?



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反り止め効果と、施工時の余分な接着剤を裏溝に逃がすための加工。
しかし、溝加工したとしても反りを100%防げません。



そこで重要なのは『木表』と『木裏』。



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木は乾燥すると木表側に必ず反ります。
木表側を化粧面にするとクレームになる確率が高まります。



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木表を化粧面にした床材。
意外と多く売られています。
(確実にクレームになるというわけではありませんので念のため^^;)


木は生き物。
無垢材1つとっても使い方の奥が深いです。