新築マンションの価格が1億円を超えるのが珍しくない中、
都市部を除き、中古住宅の価格はあまり高騰していない日本。
日本では土地と建物に別々の所有権があり、
土地、建物それぞれの価格を求めることが一般的です。
一方、英米法の国では建物に独立の所有権はなく、土地所有権に包含。
欧米の場合、重要視されるのは建物部分を含む土地価格で、
建物自体の価格を考える必要性は一般的にないと言われます。
日本の住宅は欧米に比べ、短期間で建て替える前提。
中古住宅の取引でみると、日本はたったの14.5%。
欧米の75%以上と言われる国々と比較して違いが顕著です。
日本の不動産市場において、税制面の観点から、
建物への投資が資産になりにくい欠点があります。
法定耐用年数は木造が22年でRC造が47年。
この短さが欧米と比較して建物に関する考え方の違いを生んでいます。
メンテナンスコストや、最新の耐震設計、断熱気密性能を考えると、
リフォームするより建替えたほうが割安、というのが日本の考え方ですね。

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